ものづくり ー 今井 治ー

今井 治 Osamu Imai

所属:技術部
入社:2002年
趣味:サッカー観戦

◆入社のきっかけを教えてください

超精密部品を製造するメーカーから2002年にニックスへ転職しました。
前職では製品の特性上、その品質は作業者個々の技術や工夫ではなく金型に大きく依存するため、自身の射出成型の技術や知識を活かせる場を求め転職を決意し入社しました。

◆技術チームの仕事・今井部長の役割などを教えてください

主な仕事は2つあります。1つは新製品の生産に向けた様々な対応です。
私たち技術メンバーは担当営業と共にお客様との打ち合わせに参加し、製品設計データを元にお客様に形状の提案等を行っています。
ここでは製品に求める機能などをヒアリングし、形状や材質の検討を行います。
同時にプラスチック製品の生産に欠かせない金型についても金型メーカーと打ち合わせを開始します。

また、量産開始に向けた生産設備の準備も行います。
年間の納入数量や求める品質に合わせて生産設備の新設や改造を必要とする場合も多く、準備期間は3か月~1年以上を要すことがほとんどです。
量産に向けた様々な要素が出揃った段階で原価算出を行い、担当営業からお客様へコスト提示となります。
「高品質な製品を低コストで作る」のは製造業を生業とする多くの企業が目指している事であり、私たち技術メンバーが最も力を入れるのもこの部分です。

また、プラスチック製品を製造する会社の責任として生産時の廃棄プラスチック削減への取り組みやリサイクルしやすい形状提案を行うなど、製造現場だからこそ出来る取り組みを行っています。2つめは後進の育成です。
人は急に育ちません。その一言に尽きると思います。
上司や先輩に交じって普段から様々な経験をする中で技術は継承されてゆくのだと思います。
時には厳しい事も言います。若いメンバーが失敗を恐れず新たな事に挑戦出来る環境を作るのは私の役割だと思っています。

◆仕事の面白さ・楽しさについて教えてください

納期に追われる中で形状変更・試作・評価を繰り返し、更にターゲットコスト内に収める作業は苦労の方が多く、楽しいと感じるより大変さの方が多いです。
ただ、仕事を無事終えた後の充実感や達成感はとても有ります。
ニックスでは食品容器や日用品を多く扱っており、スーパーやコンビニで自分が手掛けた製品を見かけると我が子のように感じ苦労した思いが全て喜びに変わります。

◆困難に直面したエピソードを教えてください

中国へ3年間赴任していた時期は苦労の連続でした。
日本向けの商品に対して品質基準を満たした上で安定生産を実現する事の難しさに毎日悩みました。
言葉の壁や文化の違い、更には突然の停電など解決すべき課題は多く、気が付けば3年経っていた印象です。
何度も意見をぶつけ合いながら一緒にモノづくりを行いました。
たくさん喧嘩もしましたし、一緒にお酒も飲みました。大きな仕事が落ち着き、帰国して数年経ちますが、また彼らと仕事がしたいです。

◆仕事をする上で意識している事を教えてください

若い頃は上司や先輩とよくぶつかっていました。生意気もたくさん言いました。
今、若い世代を指導する立場になり、当時の上司が意見を言いやすい環境を作ってくれていたのだと解ります。
まだまだ手探りですが、自分もそうありたいと思います。

◆就職活動中の方へメッセージをお願いします

例え理想論と言われても、本当に自分がやりたい事を見つけて欲しいと思っています。
私のように社会に出て一定のキャリアを経てから本当にやりたい事が見つかる事も有りますので、諦めないで欲しいです。

◆これからのミッションや目標は何ですか?

モノづくりを通して自分の経験や知識を若い世代に伝える事、
新しい事にチャレンジし続ける事です。